奥ゆかしさこそ日本の美意識。
職人の矜持を秘めた漆塗り椀。
分かりやすいインパクトで目を引くのではなく、丁寧な仕事を積み上げた末に生まれる“当たり前”こそが誇り。黙々と仕事を重ねる職人のように、華美ではなくとも確かな美しさが感じられる漆塗りのお椀です。数百種類のお椀を検証し、百種類以上を実際に取り寄せ分析した上で「最もお椀らしい形」を追求して作りあげました。手に馴染むなめらかなフォルムにより、洗いやすく、傷がつきにくくなっています。蓋は、閉じたときの形だけでなく、小皿として使っていただく際の美しさと使いやすさも考慮しました。製造は、福井の漆琳堂。化学塗料を一切使わず伝統の技法を守り抜き、熟練の職人が一つひとつ丁寧に手作りしています。