歴史ある日本伝統の熟練職人の技。
丁寧な仕事と配慮が行き届いた逸品汁椀。
具沢山の汁物を召し上がることを想定した拭き漆技法の漆器汁椀。漆器において、木地挽物技術に優れた伝統ある石川県加賀市製です。漆器は熱が伝わりにくく、持った時の軽さや感触、口当たりが滑らかなのが特徴です。また、産地独自の「縦木取り」と呼ばれる欅材の切り出し方は、歪みや収縮が少なく強度があるため、末長くお使いいただけます。拭き漆は木地に透けた生漆を塗っては布で拭き取る作業を繰り返し、木目を生かして仕上げる技法で「縦木取り」と相性が良く美しい木目が魅力です。食材を引き立たせ、美味しさや温もりを感じさせる伝統的な塗りや色を基本にし、汁物が飲みやすいよう、口元は外側に広がった羽反り形状に仕上げています。お雑煮や麺類、丼類など様々な 料理にもお使いいただけます。底面には、日本人が食事の前後に挨拶する「いただきます」や「ごちそうさま」の手を合わせる姿をモチーフとし、食事を作ってくれた方や食材への感謝の気持ちを表した刻印を施しています。